8月8日に「mmhmm」ベータ版が Ver. 2.0 へメジャーアップデートされ、既存ユーザーは友だちに招待コードを送ることが出来るようになりました。その他いくつかの新機能も追加されましたので詳しく解説していきます。
Invite friends(友だちを招待)
バージョン2.0から、友だちを招待するボタンが追加になりました!アプリ画面右上に「Invite friends」ボタンが新たに追加されています。
ボタンを押すと以下の画面が開くので、招待したい人のメールアドレス、その下には自分の名前を入力して「Send」を押します。
すると相手には以下のような招待メールが届きますので、アプリをダウンロードして、招待コードを入力すればすぐ使えるようになります。
この「友だちを招待」の機能が追加された理由としては、恐らく次にご紹介する「Copilot」という機能をユーザーに試してもらって、そこから様々なフィードバックを得たいという意図があるのだと思います。
Copilot(副操縦士)
今回、追加された新しい機能のひとつが「Copilot(副操縦士)」といって、2人でスライドを操作できる機能です。自分以外にもうひとり、スライドへのアクセスを追加することが出来ます。
「Copilot」をオンにすると、下記のようにリンクが表示されますので、自分のスライドを操作してもらう人にリンクを送ります。※ 相手も「mmhmm」アプリのユーザーである必要があります。
このリンクを受け取った側がリンク先にアクセスすると自動的に同期され、スライド資料などのファイルがダウンロードされます。
完了すると以下のように「このShowに対してスライドの編集と追加が可能です」と表示されます。OKを押すと「Copilot」側の「mmhmm」アプリが起動しリンク元とまったく同じ画面が表示されます。
Interactive Recordings
「mmhmm」には2種類の録画方法があります。ひとつはmp4ファイルとしてローカルに保存する方法。もう一つがこの「Interactive Recordings」です。
この方法でアップロードされた動画はURLが発行され「mmhmm」の公開用のページで見られるのですが、これが通常の動画とは違います。
動画の下にボタンがいくつか並んでいるのですが、なんとこれらのボタンで「Presenter」の透明度を下げたり、非表示にしたり出来るんです。後ろのスライドも全画面とデフォルト表示の切替えが出来ます。
つまり「Presenter」と「スライド」と「背景」がそれぞれ別ソースとして収録されていて、それを見る人が自由に切替えて見ることができる訳です。
各ボタンの機能は以下のようになっています。
こちらが実際に「Interactive Recording」でアップロードされている動画です。ボタンで操作してみて下さい。なかなか革新的です。
これらはZoomやMeetとは異なった非同期のコミュニケーションにおいても、様々なアプローチが試せそうですね。
Dynamic Rooms
「Rooms」つまり背景の設定ですが、新しく「Dynamic Rooms」というものが加わりました。プログラムで描画された動く背景なのですが、見た目や色、動き、スピードなどのパラメータを自由に変更できるようになっています。
枠で囲った部分がパラメータです。かなり細かく調整できるようになっていますね。今回「Dynamic Rooms」は4種類の追加でしたが、今後さらに新作が追加されるとのことです。
その他の追加機能について
他にも細かい機能改善やアップデート項目はありますが、ここではその中のいくつかを取りあげていきます。
パフォーマンスの改善
一部のMacBookにおいて「mmhmm」を動作させるのに、かなり負荷がかかるケースがユーザーから報告されていたようです。
今回のアップデートで、ビデオ送信方法を改善してCPU消費量が大幅に軽減されたそうです。また、今後もさらにパフォーマンスを向上させていく予定とのことです。
長時間「mmhmm」を動作させるようなケースを考慮すると、そこまでハイスペックなマシンでなくとも、ある程度、快適なパフォーマンスが得られるようにどんどん改善していってほしいですね。
録画停止のショートカット
「mmhmm」で録画を停止するのに「⌘キー」+「period」 のショートカットが使えるようになりました。アプリ画面の停止ボタンを押すよりは、ショートカットを使った方がよりスマートですね。
「mmhmm」のドキュメントアイコン
「mmhmm 」ファイルにポップなドキュメントアイコンが設定されました。これで多くのファイルの中でも「mmhmm」ファイルを視覚的に判別しやすくなるでしょう。
一般リリースまでに、まだまだ機能の追加やパフォーマンスの改善がされていくことが予想されますので楽しみです。
今後これらのツールを使いこなしていくのにPC内臓のカメラやマイクだけでは充分とは言えなくなって来るでしょう。Webカメラや外付けマイクの需要も伸びているようです。フェイスライトやグリーンバックもありますね。
高機能かつリーズナブルな製品をいくつかリサーチして、今後こちらのサイトでも記事にまとめたいと思います。
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