NBA TOP Shot の販売などで有名なDapper Labが開発する『Dapperウォレット』。ブロックチェーンについての深い知識がなくても、誰でも簡単にNFTコレクションの購入や管理などができる為、今後、広く普及することが予想されます。
この記事では『Dapperウォレット』の初期セットアップと簡単な使い方を分かりやすく解説します。
Dapperウォレットとは
Dapperウォレットは、カナダのDapper Lab社が開発するNFT用のデジタルウォレットです。
人気NFTコレクションを販売するDapper Lab
Dapper Labは、Flow(フロウ)という独自のブロックチェーンを運用しており『NBA TOP Shot』や『NFL All Day』『UFC STRIKE』などのNFTコレクタブルを販売して大成功しています。
このFlow使って、NFTコレクションを販売したいという外部企業も増えており、いま最も期待されているプロジェクトと言って良いでしょう。
そして、Flow(フロウ)上で取り扱いのあるNFTアイテムを購入するのに必要になるのが『Dapperウォレット』となります。
アカウントの作成手順
Dapperアカウントは、PCでもスマホでも作れますが、ここではスマホから作る手順で解説します。
まず、Dapper Labsの公式サイトに行き『Sign up』か『Start Now』をタップします。
Googleアカウントでもサインアップできますが、ここではメールアドレスでサインアップする手順で進めます。
メールアドレスを入れて『Continue』
パスワードを設定して『Sign up』
確認用のメールがすぐに届きますので『Verify email(メールを確認)』をタップします。
『Verify email』をタップ
この画面が出ればOKです
Dapperウォレットのホーム画面が表示されます。左上のアイコンからメニューを開くことができます。
ホーム画面
メニュー
Dapperウォレットに入金する
Dapperウォレットには『Dapper Balance』と『FLOWトークン』の2種類の入金方法があります。
まず『Dapper Balance』に入金する方法です。『Add Funds』をタップします。
最初は残高がゼロになっていますね。『Deposit』をタップしてチャージすることができます。
例として、100ドルを追加してみましょう。『Enter Amount』の欄に『100』と入力して、その下にある利用規約の同意にチェックを入れたら『Add Funds』をタップします。
金額を入れて『Add Funds』をタップ
決済方法の選択画面になります。
クレジットカード/デビットカード、あるいは暗号通貨のどちらかで決済可能です。ここではクレカを選択して『Add credit card』をタップ。次の画面でカード情報を入力して『Next』をタップします。
『Credit/Debit Cards』にチェック
カード情報を入力して『Next』をタップ
居住地を入力する画面になりますので『United States』→『Japan』に変更して、その他の項目もすべて英字で入力します。最後に『Confirm Purchase (支払いの確認)』をタップします。
以下のように『処理中…』が数秒〜数十秒ほど表示され、『Payment submitted』となれば決済完了です。
処理中…
決済完了
残高に100ドルが反映されました。これでDapperウォレットを使用して、NFTなどのデジタルコレクションを購入する準備が整いました。
アカウント設定/セキュリティ/支払い方法
その他の設定も見ていきましょう。
Account Settings
左上のメニューから『Account Settings』を開きます。
ユーザーネームが自動的に入っていますが、自由に変更できます。ログイン用のメールアドレスもここで変更可能です。
『Account Settings』
ユーザーネームは変更可
Security
続いて『Security』タブ。ここではまず、パスワードの変更ができます。
『Security』
その下には、本人確認 (Identity check)と、2段階認証 (2-step verification) の設定があります。
本人確認 (Identity check)
本人確認が完了するまでは、残高の引き出しや、FLOW通貨での入金が不可などの制限があります。
本人確認の手順は以下のとおりです。
・身分証明書 (パスポート) の画像データを提出
・自撮り画像提出
・住所などの詳細をフォームに記入
日本の場合、本人確認に使用できる身分証明書はパスポートのみとのことです。手順としては、画面の指示に従うだけで難しいことは無いので、なるべく早めに済ませておきましょう。
2段階認証 (2-step verification)
こちらは未設定のままですと、メールアドレスとパスワードが漏洩した場合、誰でもログイン出来てしまい、購入したNFTなどのデジタル資産が盗まれる可能性があります。
Payment Methods
『Payment Methods』では、入金できる金額の上限が表示されています。1日あたり2万5千ドルと表示されてますね。
『Payment Methods』
・残高から資金を引き出すには『本人確認』を完了する必要があります。
・限度額はアカウントの利用履歴などに基づいて変更されることがあります。
少し下にスクロールすると『Saved Cards』があります。入金の際にクレカを利用したことがあれば、以後ここに表示されるようになります。
『Saved Cards』
カード情報が登録された状態
一番下の『Connected Accounts』は、残高引出し用の銀行口座を登録しておくことができます。現状は『アメリカ・カナダ・イギリス』の銀行口座のみ対応のようです。
Inventory
『Inventory』には、以下のように購入したNFTアイテムが表示されます。
『Inventory』
まとめ
Dapperウォレットは、暗号通貨についての深い知識を持たなくても、誰でも安全にNFTアイテムの購入や保管などが可能になります。
Flowチェーン上にも、新しいプロジェクトやコレクションが次々と生まれており、今後、Dapperウォレットは広く一般層に普及していくことが予想されます。
この記事を参考に、まずはアカウントを作成してみてください。
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