海外のオンライン決済で日本のクレジットカードが使えないことがありますよね。アメリカのクレジットカードを作りたくても、基本アメリカの滞在者でないと日本人には作ることができません。
たしかにクレジットカードを作るのは難しいのですが、アメリカ発行のバーチャル・プリペイドカードであれば、日本の居住者でも簡単に作ることができ、アメリカ限定で提供されているアプリやストリーミングサービスなどでも決済が可能になります。
バーチャル・プリペイドカード StatesCard
今回ご紹介するのは、StatesCardというプリペイド式のバーチャルカードです。米国外の居住者でもアメリカのWebサービスの決済を可能にすることに特化したサービスで、特徴としては以下の点が挙げられます。
・物理カードは発行されずバーチャルカードのみ
・アメリカ発行のVisa Cardとして使える
・事前にチャージした分だけ使える
・決済用にアメリカ国内の住所も付与される
さっそく、バーチャル・プリペイドカード「StatesCard」の使い方を詳しくみていきましょう。
※この記事は内容が古くなっている可能性があります。ご了承ください。
StatesCard アカウントの作成
StatesCardは登録に面倒な手続きもなく、カードがすぐに使えるようになります。カード取得までの流れを簡単に解説していきますね。
まず、公式サイトのトップページから「SIGN UP」ボタンをクリックします。
以下の画面になるのでメールアドレスとパスワードを入力して「Sign Up」ボタンを押します。
すぐに確認用のメールが届くので「Activate your account」をクリックします。
するとこのように「アカウントの有効化いただきありがとうございます」という画面になるので、再度、設定済みのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
名前、生年月日、住所を入力する画面になるので、すべて英字で入力します。「Next」を押します。
と、ここで本来は、写真付き身分証明書のアップロードを求められるようなのですが、私の場合はそういった画面は表示されませんでした。人によっては本人確認のために表示されるかもしれません。
これだけの手順で、すぐにバーチャルカードが発行されて、以下の画面が表示されます。入金(Load)すればすぐ使えるようになっています。
バーチャルカードに金額をチャージする
プルダウンからLoadする金額を選んで、支払い方法をクレジットカードかPayPalのどちらか選択します。
Loadする金額を選択
支払い方法を選択
クレジットカード/PayPalの手数料が、Load金額の6%〜6.5%程度、また、初回のみカードの新規発行手数料として14.95ドルほどかかります。金額を確認して問題なければ「Confirm Order」を押します。
無事に入金が完了すると、以下のようにMy Card画面が表示されます。「Show Card Details」ボタンを押すと、カード番号、有効期限、CVV(4桁の暗証番号)を確認できます。ちなみにカードブランドは「MasterCard」です。(※2022年中頃から、VisaCardに変更になりました)
そして、画面右側に「Card Billing Address」とあります。
このStatesCardの便利なところは、バーチャルカードが発行されるだけでなく、カード決済用の住所まで付与されるところです。
アメリカのオンライン決済で、請求書先住所(Billing Address)の入力を求められる場合はこちらの情報が使えるので安心です。
利用履歴を確認する
利用履歴を確認するには「My Card」の右下にある「Transactions」から「View Transactions」ボタンを押します。
「View Transactions」ボタンの上にはセキュリティコードが表示されています。次の画面でログインするのに使用します。
「View Transactions」ボタンを押すと、別ウィンドウで以下の画面が開きます。
EML Paymentsという会社のページで、バーチャルカードの決済管理などをしている会社ですね。「StatesCard」は、この会社の決済システムを利用してサービスを提供している形のようです。
カード番号とセキュリティコードを入力すると、利用履歴が確認できますが、毎回入力するのは手間なので、「CREATE ACCOUNT」でアカウントを作成しておきます。以後はメールアドレスとパスワードでログインできます。
名前、メールアドレス、電話番号、パスワード、住所を入力して「Submit」します。
アカウントの作成後はメールアドレスとパスワードでログインできます。
ログインすると、カード情報や取引履歴などが確認できるようになっています。
取引履歴を見ると、アカウントを作成した日に25ドルチャージ(入金)したのですが、次の日に「Monthly Fee(月額のカード維持費)」として、3.95ドル引かれて(Unload)いました。
初期費用とランニングコストまとめ
StatesCardでのバーチャルカード作成にかかる費用と、月額の維持費は以下の通りです。
カード発行初期手数料(初回のみ) | $14.95 |
チャージ手数料(トランザクションごと) | チャージ金額の6% 〜 6.5% + $0.3 |
カード月額維持費(毎月) | $3.95 |
解約する場合
StatesCardを解約したい場合は、私がまだ解約する予定がないので確認した訳ではありませんが、おそらくサービス画面の右下にある「質問ボタン」から依頼するのだと思います。
表示されるポップアップから「Ask」を選んで「Email」を押します。メールフォームが表示されるので「解約したい」と英語で送信すれば、メールで返信があると思います。
解約の理由など聞かれるかもしれませんが「必要なくなったから」などと返せば問題ないかと。もし私の方で、将来的に解約することがあれば、こちらの記事で情報を更新したいと思います。
新規受付を停止していることがある
アメリカ国外からでも、クレジットカード決済ができるバーチャルカードということで、やはり人気があるようで、私が初めて申し込みをしようとした時は、以下のように新規受付をストップしていました。
「現在、新規申し込みは受け付けておりません。」と表示
「いつごろ受付を再開するか?」とメッセージで質問してみたところ、「最近の新規ユーザーの増加に伴い、現在、新規カード発行の上限に達しています。」と回答がありました。
この回答があって数日後には、申込みできるようになっていたので、今回はカードを作ることができたのですが、またどこかのタイミングで、新規受付をストップするかもしれません。その場合は、こまめにStatesCardのサイトを確認してみてください。
アメリカ発行のプリペイド式バーチャルカードを提供しているサービスは、StatesCard以外にもあるようです。その中でも、ひとつの選択肢として、今回使用してみて「悪くないな 🤔」と感じたので、共有させていただきました。
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