Revolut(レボリュート)日本版の使い方 – アカウント開設からデビットカード発行まで

お得に外貨両替国際送金ができて、デビットカードまで発行できるRevolut (レボリュート) 。気になっている方も多いと思いますが、具体的には何ができるんだろう、金融系のことはよく分からないし、と思って使うのを躊躇していませんか?

Revolutは英国発のサービスなので、海外と日本のサービス内容の違いを明確にした情報源が少ない印象です。この記事では、日本版Revolutのサービス内容の解説、アカウントの作成、本人確認の流れ、そしてRevolutカードの申込みから有効化まで短時間で理解できるよう詳しい画像付きで解説します。

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Revolut(レボリュート) のサービス内容

Revolutは、国際送金両替サービスを提供する金融アプリとして2015年にイギリスで誕生しました。現在では、デビットカードの発行多通貨での決済アプリ上での支出管理旅行保険、株取引など、様々なサービスが追加されており、ヨーローッパを中心に1500万人以上のユーザー数を誇ります。


日本でも2020年からサービスが開始され注目を集めており、ネット上でもRevolutについての解説記事などを読むことができます。しかし海外在住者が書いた記事が多いためか、英国やヨーロッパRevolutアカウントでのレビューだったりで、日本版Revolutのサービス内容を正確に解りやすく伝えている記事が少ないように感じました。


この記事では、日本版Revolutのサービス内容を、日本版公式サイトから得た情報を元に、可能な限り正確にまとめています。それでは、日本版Revolutで出来ることを順番に見ていきましょう。

外貨両替

Revolutでは、アプリ上で複数の通貨を残高として保持することができます。アプリからの操作だけで、23種類の通貨(現在)を簡単に手数料なしで外貨に両替できます。(毎月、750,000円を超えると0.5%の手数料が必要です。※プレミアム会員の場合は制限なし。公式サイトヘルプ )。

イギリス時間の週末(為替取引市場の営業時間外)は、両替に1%の手数料がかかるので平日に両替しておくとよいです。

両替可能な通貨(2021年9月現在)

AED、AUD、CAD、CHF、CZK、DKK、EUR、GBP、HKD、HUF、ILS、JPY、NOK、NZD、PLN、QAR、RON、SEK、SGD、THB、TRY,、USD、ZAR

海外送金

Revolutユーザー同士であれば送金手数料は無料です。上記の通り、週末は両替に0.5%の手数料がかかるので、平日に送金先の通貨に両替を済ませておくとよいでしょう。

また、海外の銀行口座を指定して送金することもできます。基本的に、SEPA地域(単一ユーロ決済圏)の口座への送金は送金手数料は無料。SEPA域外の口座への送金については1日1回まで(プレミアム会員の場合は5回まで)無料ですが、それ以降は取引ごとに手数料がかかります(公式サイトヘルプ)。

送金先銀行が、送金に対して手数料を請求する場合があります。また、送金先の通貨と異なる通貨で振り込む場合、送金先の銀行が設定する為替手数料が適用される場合があります。

国際送金可能な通貨(2021年9月現在)

AED、AUD、BGN、CHF、CAD、CZK、DKK、EUR、GBP、HKD、HRK、HUF、IDR、ILS、INR、JPY、MXN、MYR、NOK、NZD、PHP、PLN、QAR、RON、SAR、SEK、SGD、THB、TRY、USD、ZAR

Revolutアカウントから国内銀行口座への送金

2021年5月から『Revolutアカウントからの国内銀行口座への送金』にも対応しました。これにより、外貨で受け取った資金を日本国内の銀行口座に移動させることができます。

こちらも送金手数料は1日1回まで(プレミアム会員の場合は5回まで)無料です。外貨収入がある方にとっては、無駄な手数料を払うことなく、アプリからの操作のみで資金の移動ができるので、より多くのお金を手元に残すことができます。

Revolutアカウントへの資金の追加

Revolutアカウントへの入金方法は2通りあります。ひとつは口座振込の方法です。この場合、着金には最大1営業日かかります。

もうひとつは、クレジットカードデビットカードからのチャージです。この場合、入金は即時に反映します。ただしクレジットカードから入金した残高分は商品の購入サービスの支払い、通貨の両替には使えますが、送金ATM引き出しには使えませんので注意してください。

Revolutカードの発行・決済

リアルカード

Revolutアカウントの残高と紐づいたデビットカードを無料で取得でき、日本国内の利用はもちろん、世界140以上の通貨で決済が可能です。外貨で決済する予定がある場合は、あらかじめ、決済予定の通貨に充分な残高を用意しておくとよいです。

日本のユーザーの場合、カードブランドはVISAになります。本国イギリスではMasterCardを選択できるプランもあるので、日本でもいずれプレミアムプランMasterCardが選択できるようになるかもしれません。

リアルカードでは、ATMからの現金引き出しにも対応しています。海外のVisaまたはMastercardが使えるATMから現金を引き出すことができます。

毎月、25,000円まで(プレミアム会員は50,000円まで)は手数料無料で引き出せますが、それ以降は2%の手数料が発生します。※一部のATMでは手数料が請求される場合があるとのことです(公式サイトヘルプ)。

日本国内では、イオン銀行の「海外発行カード」を扱える一部のATMを除き、現金の引き出しには対応していません。

クレジットカードから入金した残高分は、送金ATM引き出し現金化)に使うことが出来ませんので注意が必要です。

バーチャルカード

また、リアルカードとは別にバーチャルカードも取得できます。アプリ上で簡単に取得でき、リアルカードの到着を待たずにオンライン決済ですぐに使うことができます。

さらにプレミアム会員になると、ワンタイム使い捨て用バーチャルカードも取得できるようになります。1度使ったカード番号は、オンライン決済1回ごとに使えなくなり、新しいカード情報が自動生成される仕組みなので、カード情報の盗用による悪用被害の心配がなくなります。

その他の機能

支払いのグループ割り勘機能

グループを作成して支出をまとめて、家族や友人と精算できる機能です。均等割りであれば、アプリが自動で計算してくれますし、個別に金額を設定することもできます。現金でやり取りするより、こちらの方がずっとスマートですね。

予算・支出の管理

アプリ上で利用履歴が確認できるのは勿論、カテゴリー別にグラフや数字で確認できます。また、あらかじめ1ヶ月で利用する金額を設定しておいて、使い過ぎの防止にも役立てることができます。(公式サイトヘルプ

Revolutクーポン

Revolutアプリ内のクーポンリンクから店舗のオンラインサイトを開き、Revolutカードで決済するだけで、利用金額の2〜10%程度 (店舗により異なる) がキャッシュバックされます。対象加盟店はどんどん増えています。

Revolutギフト

心のこもったメッセージアニメーションを添えて、現金ギフトを贈ることができます。(Revolutユーザー以外にも贈ることができますが、ギフトを受け取るにはRevolutアカウントを開設する必要があります。)

貴金属の取引

Revolutプラットフォーム内で、 (XAU) および (XAG) の購入、売却ができます(公式サイトヘルプ)。

空港ラウンジパス (※プレミアムユーザー

Revolutアプリ上から空港ラウンジを利用できる「LoungeKeyパス」を割引価格で購入することができます。同伴者のために複数のランジパスを購入することも可能です。
また、フライトが1時間以上遅れた場合、ラウンジパスが無料で提供される「Smart Dalay」のサービスも始まっています。

英国版のサービス内容

ここまで、日本版Revolutのサービス内容について簡潔に解説しましたが、英国やヨーロッパのユーザーの場合は、さらに以下のようなサービスが提供されています。

・旅行保険の適用
・有料プランの選択肢(PlusMetal
・発行カードにMasterCardを選択可
・株式の取引
・暗号通貨の取引
・ビジネス版(Revolut business

日本版Revolutでも今後、同様のサービスが追加されていくことが予想されます。海外在住者だけでなく、日本国内でも日常の決済支出の管理無駄な手数料の削減資産の運用、そして企業やフリーランサーの事業改善まで幅広くサポートするサービスに進化するでしょう。


ここからは、Revolutアカウントの作成から、本人確認デビットカードの発行まで詳しく解説します。海外の銀行の口座を現地に行って開設し、カードを作るのはたいへんな手間がかかりますが、Revolutアカウントならアプリ上ですべて完結します。その上、従来の金融機関を使うより、効率的でお金の節約になります。使わない理由がありませんね。さあ、始めてみましょう!

Revolutのアカウント作成

Revolutのアカウント開設はアプリから簡単に行うことができます。アプリを起動して「無料アカウントを開設」をタップします。(※以下、iOSでの解説になります)

アプリを入手

「無料アカウントを開設」

次に携帯番号を入力して「ご利用資格を確認する」をタップ。6桁の認証コードが届きますのでアプリ画面に入力します。

携帯番号を入力

6桁の認証コードを入力

居住している国を選択して「アカウントを作成」をタップします。住所を正しく入力して「ご利用資格を確認する」をタップ。

居住国を選択

住所を正確に入力

名前半角ローマ字で入力します。次に生年月日を入力して「ご利用資格を確認する」をタップします。

名前を半角ローマ字で入力

生年月日を入力

メールアドレスを入力して、次の画面で職業を入力します。

メールアドレスを入力

職業を入力

Revolutを利用する主な理由を選択します。次の画面で「通知」を許可するかどうか選択します。

Revolutの使用理由を選択

通知を許可

最後にパスワードを登録します。これはアプリにログインするためのパスワードです。(iOSの場合、Face IDをオンにすればパスワードの入力なしでログインできます)。これでアカウントの開設は完了です。

アカウントにチャージする

アカウントを開設すると以下の画面が表示され、アカウントにチャージ入金)できるようになります。チャージする場合は、金額を選択して「デビットカードまたはクレジットカード」をタップします。

「チャージする」

デビットカードまたはクレジットカード

利用予定がある場合は、チャージ金額はもっと大きい金額でも構いません。

カード情報を入力します。VISAMasterCardが使えます。アメックスJCBは未対応のようです。入力したら「¥2,000を追加」を押します。すると次に、本人確認の画面が表示されます。

本人確認をする

以下のように本人確認の画面が表示されますので、身分証明書として「マイナンバーカード」か「運転免許証」を用意します。ここでは「マイナンバーカード」を選択します。

支払いや送金の前に「本人確認」が必要

マイナンバーカード運転免許証を選択

身分証明書の表面裏面をスマホのカメラで撮影します。撮影した画像が問題ないようでしたら「私の文書は判読可能です」をタップしして次へ進みます。

身分証明書の表面を撮影

裏面を撮影

画面の指示に従って「自撮り」を撮影します。「自撮りははっきりと撮れています」をタップして画像をアップロードします。

スマホでセルフィーを撮影

アップロードします

デビットカードを申し込む

次にRevolutデビットカードの申し込み画面が表示されます。Revolutではリアルカード(物理的なカード)とは別に、バーチャルカードを申し込むことができます。

アプリ内バーチャルカード」を選択

バーチャルカードを申し込む」をタップするだけ

リアルカードもバーチャルカードも、私の場合はどちらも無料で作成できましたが、費用の有無については、カード作成時にご自身で確認してください。

リアルカードの方はカラーを選択できます。私は標準的なブルーカラーを選択しました。「標準カードを申し込む」をタップすると「PINの作成」画面が表示されますので4桁のPIN(暗証番号)を設定します。

カードの色を選択

4桁のPIN(暗証番号)を設定

配送先住所に間違いがないか確認します。次の画面で「通常配送」か「速達便」を選択します。「通常配送」であれば配送料が無料です。

カードの申し込みが完了しました。アプリのホーム画面にはチャージした金額が表示されています。

ホーム画面の「カード」タブを確認するとバーチャルカードが作成されていることが確認できます。バーチャルカードの方はすぐに使うことができ、各カードをタップすると決済に必要なカード情報を確認することができます。

バーチャルカードはすぐに使用できます

Revolutカードの到着

おそらく1週間〜10日くらいで、リアルカードが通常の郵送で届きます。

Revolut Technologies Japan Inc.(六本木のTRI-SEVENビル)から送付されたようです。

通常のクレジットカードなどは誰でも使える状態で送ってくるので、本人限定郵便になっていることが多いと思いますが、Revolutカード通常の郵便で届きます。

これは、ユーザー本人がアプリからカードを有効化しない限り使えないようになっているのと、ユーザーは写真付き身分証明書本人確認済みなので、アプリからカードを有効化する人物も、まず本人で間違いないと判断できるためかと思います。

ケースをスライドさせると、Revolutカードがこんな感じで収まっています。

カード表面は、RevolutのロゴVISAブランドのロゴ、ICチップ以外はカード名義のみで、デザイン的には非常にシンプルです。

通常のクレジットカードは、表面にカード番号、名義、有効期限がエンボス (凹凸) 加工されていますが、Revolutカードはいっさいエンボス加工されていません(まっ平らです)。

カード番号有効期限はカード裏面にあります。そのほか、CVV(3桁の暗証番号)とサイン欄があり、タッチ決済VISAタッチ)が可能なNFCマークもついています。

エンボス加工の意味

昔は、店頭でクレカを使用する際、カード決済端末を設置していないお店もあり、インプリンターという機械でカード情報を伝票にインクで複写するということをしていました。そのため、表面にカード情報をエンボス加工する仕様になっている訳です。

インプリンターは、いまではほとんど見かけませんが、いまだに置いている店舗もあります。非常にアナログな方法ですが、通信障害停電などの非常時でも、カード決済を済ませることができるので、まったく意味がないわけではありません。

しかしながら、Revolutカードがエンボス加工を採用しないのは、もう現代において実店舗でインプリンターを使う機会は限りなくゼロに近いと判断したからと推測します。

カードを有効化する

リアルカードの有効化は簡単です。Revolutアプリの「カード」タブで「カードを有効化」をタップします。

リアルカード – カードを有効化

カードを有効化

リアルカード裏面のカード番号を入力して「カードを有効化」をタップします。これでリアルカードが使えるようになります。

これでバーチャルカードリアルカード両方が使えるようになりました。利用履歴カードの詳細情報など、すべてアプリ上で確認できるので有効に活用してみてください。

Fintechが変える金融の世界

従来の金融機関クレジットカード会社は顧客に対して、いかにお金を使わせるか、いかに手数料を多く取るかを念頭に置いたビジネスモデルでした。手続きも無駄が多く、手間のかかる非効率なものだったと思います。

それに対し、Revolutや、同業他社のWise (旧: TransferWise) といったFintech企業は、ユーザーが無駄なお金を払わずに済む方法を提供することを企業理念としています。アプリ上ですべての手続きが完結し、効率的で無駄がありません。すばらしいサービスだと思います。

今後も、新たな金融サービスアプリ)が登場し、日本でも展開されると思いますが、こういったツールは、特にビジネスをされる方は、今のうちから基本教養として使えるようになっておいた方が良いと思います。たとえば、今の時代に「チャットZoomも分からないから要件はFAXで送ってくれ」という人にはなりたくないですよね。

お金の管理や受け渡し資産の運用、仲間うちの支払いの割り勘でも同じことです。「え?○○さん、Revolut 使えないんですか?」と言われて、慌ててアカウントを作るのでは、ちょっと遅い気がしませんか?

Revolutのビジネス版が日本でも提供が開始になったら、企業を含めさらに広く使われるようになるはずです。是非いまのうちにスマートに使いこなせるようにしておきましょう。

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